四将新報

日本四人将棋連盟の棋戦情報・観戦記を中心に、四人将棋の情報をピックアップ!※管理人個人の趣味による更新のため、更新頻度には難があります。ごゆるりとお楽しみ下さい。

第71期天帝戦始動!最高峰を巡る争いがここに。【ウィークリー四将vol.14_11/23-12/14】

 みなさんこんにちは、四将新報編集部です。棋戦進行の都合もあり実質的には不定期更新となりましたウィークリー四将。今回は第71期天帝戦4勝先取戦第1局の模様と、第8期四将マスターズ予選の結果速報をお届け!図面少な目の簡単な振り返りとなりますが、どうぞお楽しみください。

 

第71期天帝戦開幕。絶対王者が初戦を制す。

 まずは第71期天帝戦から。現在休止中の帝王戦とならぶ大二冠タイトルとして存在している天帝戦。参加資格は日本四人将棋連盟の連盟員に限定されており、連盟員の序列を決める「ランキング戦」を予選とするのが特徴。今期は中司晃貴天帝に対し、あるきびと四段・大池正康竜帝(中田正康より名義変更)・岸亜双雷帝が挑戦。直近のタイトル戦常連がここに集結しており、まさに頂上決戦に相応しい戦いとなりました。


 4勝先取戦の第1局・第2局は12月1日に開始。持将棋規定の250手に到達する華々しくも粘り強い戦いぶり。中司天帝とあるきびと四段の一騎打ちは規定により点数勝負となり、中司天帝が1勝目を挙げました。

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第1局終局図。あるきびと四段が猛攻を凌ぐも、点数計算で中司天帝に軍配が上がった。

 続く第2局も250手までに到達。こちらは3人以上が生存していたため持将棋が成立し、指し直しが決定しています。早くも長期戦の予感を見せている第71期天帝戦、今晩には第2局の指し直し局がスタートする見込みです。寒空を彩る盤上の戦火をこれからも見守っていきましょう!

 

第8期四将マスターズは本戦の組み合わせが決定

 こちらは11月下旬に開幕した第8期四将マスターズ。予選は第4局が2回連続の持将棋になるなど波乱の展開。ついに昨日予選の全対局が終了し、本戦の組み合わせが明らかになりました!

 

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 予選の順位に応じて決められた本戦の組み合わせ。A卓では中司四将マスターズと大池竜帝が決勝を前に激突することに!B卓・C卓に外部参加勢が固まっており、こちらはこれまでになかった組み合わせの戦いが見られそうですね。本戦4局の成績をそのまま決勝に引き継ぐ今期の四将マスターズ。妥協なき戦いとなる本戦の詳しい展望は、次回のウィークリー四将(もしくは四将新報の記事)にて取り上げる予定です。どうぞお楽しみに!

 

終わりに

 久しぶりの更新、短めの内容でお届けしましたウィークリー四将。不定期更新は今後も続きますが、天帝戦・四将マスターズの熱戦をまとめていく予定です。また四将新報のツイッターアカウントにて棋戦情報を呟くこともございますので、よければそちらもチェックしてみて下さい!今回もお読みいただきありがとうございました!