四将新報

日本四人将棋連盟の棋戦情報・観戦記を中心に、四人将棋の情報をピックアップ!※管理人個人の趣味による更新のため、更新頻度には難があります。ごゆるりとお楽しみ下さい。

新シーズン開幕へ。第8期四将マスターズの開催が発表!【ウィークリー四将vol.12_11/2-8】

 皆さんこんにちは、四将新報編集部です。先週は連盟主催の対局が実施されなかったため1回お休みを頂き、2週間ぶりの更新となりましたウィークリー四将。今週も連盟棋戦の対局はありませんでしたが、第8期四将マスターズの開催が発表されましたね。11月は四人将棋の新年度が始まる月。今回は注目棋戦である四将マスターズの開催情報をお届けして参ります!

 

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今期採用の「Aルール」を解説!

 四将マスターズは日本四人将棋連盟が開催する棋戦。採用ルールを固定せずに、毎回変更して開催されるのが特徴。5月に行われた前期では「ポイント制Bルール」が採用され、中司晃貴六冠(当時)が優勝。今期は「ポイント制Aルール」で実施されることになりました。どのような違いがあるのでしょうか?

 

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 Aルールは図の赤枠で示したもの。1局ごとの成績に応じて、図の通り得点が与えられます。1局ごとに1~4位の順位が決まる四人将棋では、このようにポイント制を採用することで実力を量ろうという試みが行われています。もちろん、1位を取った回数(=勝利数)を競う形式も盛んです。

 Aルールの特徴は何といっても4位のペナルティ。反則以外でー1ptがあるのはAルールだけ。4位にならない、つまり簡単には詰まされない指し回しが重要になります。また、相手の点を減らす唯一の手段ですから、「今回は前局1位の○○さんを先に攻めて、ここでポイントを削ろう」といった戦略的な要素が加わりますね。

 

予選落ち無し!?持ち越し!?気になる大会のシステム

 第8期四将マスターズは「予選→本戦→決勝」の順に進められますが、今回もっとも特徴的と言えるのが予選成績に応じた本戦の組み分け。予選で1人2局ずつ指し、それによって本戦の各卓のメンバーを振り分けます。予選落ちが無く、全員が本戦に出場する画期的な仕組みですね。大会参加や四人将棋自体が初めて!という方にとっても参加しやすい形式になっていますね。むろん、上位勢にとっては予選をどう勝つかが本戦の当たりの厳しさに直結しますから、気の抜けない戦いになりそうです・・・!

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日本四人将棋連盟の動画より。今期の流れは以上の通り。

 本戦は各卓に分かれ、(参加人数によりますが、3卓程度の見込み)同じくAルールで4局指します。成績上位が決勝戦に駒を進め、さらに3局。今回は「予選+決勝」の合計得点で優勝者を決定します。予選の点数を決勝戦に持ち越すというのも今回独自の取り組み。消化試合のない、妥協なき戦いが繰り広げられる予感!

 

 種々の工夫が凝らされた「第8期四将マスターズ」は、11月13日(金)まで参加者を募集中。四人将棋の経験に関わらず誰でも参加可能とのこと!本将棋の知識(駒の動かし方など)があれば誰でも指せる競技ですので、これを機に参加されてみてはいかがでしょうか?

 参加申し込みは日本四人将棋連盟のTwitterアカウントまで。直接DMを送るか、募集ツイートまでリプライをとのことです。

 

次回のウィークリー四将

 先週はお休みを頂きましたウィークリー四将。今後も対局のない週はお休みさせて頂く可能性があります。挑戦者が決まっている天帝戦は12月開幕予定。四将マスターズの開幕まではもうしばらく時間がありますので、気長に更新をお待ち頂ければと思います!ではでは、今回もお読みいただきありがとうございました!